2024年02月01日
こんにちは。
株式会社ミライムフォーラムの若木です。
今回は作業療法士の田中善信先生にお願いをして、
『発達検査の概要』『子供の支援に役立つ情報』についてのお話しをして頂きました。
はじめに発達検査の概要についてです。
放課後等デイサービスの現場ではよく聞く「発達検査」という言葉。
発達の全般を理解する発達検査、知能を検査する知能検査、運動機能を検査するものなどたくさんの種類があります。
発達検査を行うことで子どものできる事やできない事を知り、これからの支援に繋げることができます。
今回は知能検査の代表となる「WISC-IV」の検査について詳しくお話をしていただきましたよ。難しい言葉もありましたがとても分かりやすく解説していただきました。
WISC-IVの検査には大きく分けて4つの項目があります。
・『言語理解』という言葉での説明や指示を理解する能力
・『知覚推理』という目で見たものを理解する能力
・『ワーキングメモリー』という頭の中に入ってきた情報を一時保存する能力
・『処理速度』という見た情報を読み取り処理する能力
事例を交えて教えて頂き、理解が深まりました。
これらの特徴にあった支援方法も教えて頂きましたよ。
結果を解釈する際に重要なのは、
検査結果を見たうえでの日常の観察が大切ということです。
遊んでいる場面・学習している場面・運動している場面、放課後等デイサービスでは日常の様々な場面が見られます。検査結果だけではなくお子さんの行動などを含めて日々観察をし、どのような点に注意して支援するのか考えることが大切だと学びました。
田中先生には週に1回、各教室でお子さんの観察や困りごとに対してのアドバイスをいただいています。
今回のセッションでは「スクエアステップ体験」という認知機能の向上を目的とした運動を教えて頂きました。
スタッフも体験して、とても楽しく学ぶことができました!
これからも勉強会で学んだことを踏まえて日々の支援に繋げていきたいと思います。
田中先生、毎回貴重なお話をありがとうございます。
次はどんなお話が聞けるのかとても楽しみです!
次の勉強会もよろしくお願い致します。
2023年12月14日
こんにちは。株式会社ミライムフォーラムの遠藤です。
12月14日にミライム福島鎌田教室にてミライムに在籍しているリハビリの専門職(理学療法士、作業療法士、言語聴覚士)が全員集まり、勉強会を行いました。
それぞれの職種の専門性を活かし、より良いサービスを提供するためにはどのようなことをみていかなくてはいけないのか、またどのような工夫をすればよいかなどについて、小児分野にたけ、また学校の教員としても活躍されている作業療法士の田中善信先生を講師として勉強会を行いました。
まず初めに放課後等デイサービスという短い時間の中で、より良いサービスを提供するためには、今どのようなことが障壁となっているかなどディスカッションを行い、意見を出し合いました。
出された項目をカテゴリごとにまとめ、それぞれの専門職の視点から限られた時間の中で、どのようなことをみていく必要があるかについても考え、まとめていきました。
専門職が集まり話し合ったことで「これが足りていないのではないか」「このような評価方法などを使うとニーズを探すのが楽になるのではないか」など各職種それぞれの視点からいろいろな意見があがりました。
今回は評価項目の提案、あがった項目のカテゴリごとの仕分けで時間となってしまいました。
今後、今回上がった項目から実現可能な評価方法の洗い出しを行い、評価表の書式の作成を行っていく予定です。
たくさん評価をしたから良い訳でもなく、専門職しかできないものでも意味がないので、みんなで意見を出し合い試行錯誤しながら作り上げていきたいと思います。
今回挙がった評価項目の勉強や習った分野についての振り返りを行いながら、普段の子ども達の活動の様子や道具の使い方、体の使い方をしっかりとみていき、他に必要な評価項目はないかも再度探しながら、関わっていきたいと思います。
まだまだ時間はかかるかもしれませんが、田中先生のお力添えを頂きながら取り組み、より良いサービスの質の向上に繋げられるように頑張っていきます!!
2023年11月01日
こんにちは、株式会社ミライムフォーラムの林(職種:作業療法士)です。
11月1日、高校1年生の生徒さんによる、「職場インタビュー」をお受けしました!
「産業社会と人間」の授業の一環として、生徒さん自身が将来就きたい職業・職種の職場を選び、自分でアポイントメントをとりインタビューを行う。
その実行までのプロセスを経験し、社会的視野を広げ、また一連の実践により、コミュニケーション能力、プレゼンテーション能力の育成を図ることを目的にしているとの事で、緊張したおもむきで福島鎌田教室に来所してくれました。
自分が高校の頃、一年次に就きたい職業なんて考えたことがあっただろうかと、大昔の記憶をさかのぼってみましたが部活に夢中で考えもしなかったな~とww
今どきの取り組みに驚かされました!!
今回インタビューに来てくれた生徒さんは、リハビリテーションに興味があり、その中でも作業療法士に興味があるとの事で、私に白羽の矢が立ちました。
ここで簡単にリハビリテーションについて説明したいと思います。
皆さんには、リハビリの方が、馴染みがあるかもしれませんね。
リハビリは、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士の3職種に分かれ、それぞれの役割を担っています。
理学療法士は、座る、立つ、歩くなど、基本的な動き、運動に携わります。筋力トレーニングや物理療法(機械で体を温める、牽引など)なども病院や老人保健施設などでは行っています。
言語聴覚士は、話す(唇、舌の動き、言葉の意味など)、食べる事(噛む、飲み込むなど)に関わる機能に携わります。
さて作業療法士は…
読んで字のごとく作業に関係する事に携わります。ここでいう作業とは活動にあたり、社会・日常生活上で行う全ての活動に関わります。食事、更衣、整容、入浴、人との関わり、料理、買い物、物品の扱い方などなど
一言でいえば何でも屋ですww
この3職種が、それぞれの役割を担いながらタッグを組み携わっていきます。
ちなみにミライムには、理学療法士2人、作業療法士3人、言語聴覚士1人と、3職種全てのスタッフがいます。
心強いですね~
さてインタビューの方は15個もの質問攻め…
似たような質問があるじゃないかと、思わずつっこみを入れてしまいましたww
仕事に就いた動機
仕事のやりがい・楽しさ
仕事上の苦労
仕事に必要な勉強(就く前・就いてから)
この仕事に就いて嬉しかったと思う体験談
などなど
リハビリ分野を目指そうとする若い力に少しでもお役にたてればと、少し恥ずかしくなるような内容もありましたが、包み隠さずお話させて頂きました。
と言うのも、リハビリ自体が病院や老人保健施設などではなくてはならない職種として確立されていますが、児童発達支援、放課後等デイサービスの福祉分野では、参入し始めたのもつい最近のことで発展途上の段階にあるからです。
少しでも多くの生徒さんが、リハビリに興味を持ち、更には児童発達支援、放課後等デイサービスの福祉分野に歩みを進めてくれればと思います。
そうすれば赤裸々な告白をした私も少しは救われるのかな~とww
ミライムには沢山の資格を持つスタッフの方々がいます。
多職種連携を強め、それぞれの強みを生かしながら、よりよい療育を提供できるよう一致団結して携わっていきたいと思います。
これからもミライムキッズアカデミーを宜しくお願いします!!!
2023年10月01日
《保原中央教室開設のお知らせ》
特別支援教育のニーズが高まる中、弊社は伊達市保原地区において発達の遅れや偏りにより日常生活に困難さを抱いている児童生徒の療育教室『能力探求療育特化型子供自立支援教室・ミライムキッズアカデミー保原中央教室』を開設することとなりました。
ミライムキッズアカデミーでは子供たちを取り囲む環境をより良いものとし、ご家族にも喜ばれる明るい教室を目指しております。また、地域に根差したきめ細かいサービスと、お子様一人一人を親身にケアさせて頂く真心をモットーにスタッフ一同従事、努力させて頂く所存でおります。
ミライムキッズアカデミー保原中央教室
住所:伊達市保原町宮下110-3
電話:024-573-4795
http://www.miraimu.jp/
教室の見学、体験、相談は随時、受け付けておりますのでお気軽にご連絡下さい。
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きっと力になれます!
一人で悩まずに相談だけでも来て下さい。
子ども達と一緒に考え、力を合わせながら夢のある未来を目指します。
どんな未来を一緒に創れるのか楽しみです!^ ^
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職員さんも大募集中です。
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2023年06月01日
こんにちは。株式会社ミライムフォーラムの佐藤です。
子ども達も集まる前の午前中に、リハビリ専門職についての勉強会が福島市中央学習センターにて開かれました。
今年度より、週に1回リハビリ専門職チームが集まり、それぞれの専門分野を活かしながら各教室を見て回る活動を行っています。この勉強会は作業療法士としても活躍されている田中善信先生にお願いし、リハビリ専門職の支援などついてお話ししていただきました。
この勉強会は計11回予定されており、第1回となる今日は、
(1)リハビリテーション専門職の紹介(特徴と違い)
(2)児発・放デイにおけるリハビリ専門職の役割とは?
(3)児発・放デイでの専門職の活かし方
(4)今後の展望
上記4つについてのお話しです。
始めに、リハビリ専門職【理学療法(PT)・作業療法(OT)・言語聴覚(ST)】の特徴から説明して頂きました。
3職種あるリハビリでも、専門分野が違います!
どの分野に詳しいのか・気になったことをどのような視点から見ているのかなど、実際にミライムであった事例を基に分かりやすく纏めていただきました。
評価の大切さ、役割に対応した「活用」の視点…
(1)評価の視点を整理して伝える
(2)支援方法とその根拠を考える
(3)再評価をして効果の検証を行う
これらは1人で動くのではなく一緒に観察を行って共有して欲しいとのこと。
ミライムには様々な資格を持ったスタッフが所属しています。
確かに、ミーティングなどで話しているときも「そういう部分にも注目すると良いのか」と気づかされる時もありました。
見ている現象は同じでも、感じていることが職種によって違うこともあるので、全スタッフがチームとなって共有していきたいと思います!
とても重要なのは脳のネットワークというお話もありました。
子どもを見るとき、脳機能の関連性を考えることが大切です。
私たちの普段の何気ない行動も状況に応じて脳内のネットワークを使い分け行動しています。
改めて脳機能の凄さを感じ、私自身、田中先生とお会いした時も「脳機能は勉強になるから!ぜひ復習を!」と教えていただき、持っていた教科書で再度見直しを行いました。
スタッフ同士、脳機能についての知識を深めていきたいと思います!
次回は6月29日に勉強会を予定しています。
田中先生、お忙しいところ本当にありがとうございました。
また次の勉強会もよろしくお願いいたします!